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メッセージ

私たちの仕事の想い

会計で世界をよりよくする

足立知弘

Tomohiro Adachi

代表取締役

足立 知弘

福岡市博多区在住

公認会計士歴27年
事務所開業16年
法人中心に月次顧問先100社以上
税務、会計、経営の専門書を年間読書冊数80冊以上

公認会計士・税理士 九州第一税理士法人社員

私たちの仕事の想い

いちご会計事務所のホームページを見ていただきありがとうございます。

いちご会計事務所は私が35歳、2008年6月に立ち上げた事務所です。

これまで事務所経営において良いことも悪いことも、いろいろなありましたが、お客様のご支持と職員達がついてきてくれたおかげで、ここまでやってくることができました。

「会計で世界をよりよくする」

いちご会計事務所は、この「会計で世界をより良くする」を経営理念として、仕事をしています。

「会計で世界をより良くする」を経営理念とした背景には、私が公認会計士を目指した理由と密接に繋がっています。 そこで、まずは私の生い立ちと気づきから、お話ししたいと思います。

会計事務所の原点 ー私の歩みと気づき

私は熊本で生まれ、商売の家に育ちました。 幼い頃から自然と経営の話が飛び交う環境で、 24歳で公認会計士試験に合格し、中央青山監査法人福岡事務所で会計士としてのキャリアをスタートさせました。 そこで私は、数多くの企業の監査に携わるなかで、財務諸表の適正性や内部統制の整備などに全力で取り組みました。 監査の現場では常に「正しさ」が求められます。ですが同時に、数字の裏にある企業の実態、そして経営者の苦悩や覚悟までは見えてこないことにも、次第に違和感を抱くようになりました。

その違和感をきっかけに、32歳で私は独立の道を選びました。自らの力で、もっと経営の現場に深く関わり、経営者に寄り添いたいという強い思いがありました。

独立後、私が真っ先に向き合ったのは、経営が厳しい中小企業の企業再生の現場でした。 資金繰りが行き詰まり、銀行との交渉に追われ、明日が見えないーそんな状況で決断を迫られる経営者たちは、時に誰にも相談できず、孤独を抱えていました。

そうした現場で繰り返し聞いたのは、「もっと早く手を打っていれば」という後悔の言葉でした。

私は、いつも思い返してしまうのです。
「なぜ、あの時、その企業の顧問である税理士や会計士が、最初に異変に気づくことができなかったのか」
「なぜ、経営者が苦しんでいたときに、相談に乗ることができなかったのか」

税理士や会計士が単なる「決算処理の専門家」でとどまらず、日常的な業務の中で経営の変調に気づき、早期に経営者へ声をかけ、問題の本質に迫り、改善策を共に考えていれば、救えた企業はもっとあったのではないか。

現場を知るからこそ見えてくる違和感、数字の奥に潜む兆候、経営者の言葉にならない不安——そうした小さなサインを丁寧に拾い上げ、寄り添い、先手を打てる存在になれたのでなかったのかと、私は強く感じました。

この経験を通じて私は、会計事務所の役割とは「正確に帳簿をまとめ税金を申告すること」だけではなく、もっと深く経営の本質に関わり、役立つことができるのではないかと考えました。

単に帳簿を整え、税務申告をこなすだけでは、会社の未来は守れない。 目の前の経営者が何に悩み、どこへ向かおうとしているのかをともに考え、ときに背中を押し、ときにブレーキをかけるーーそうした“現場に深く関わる存在”であることが、私たち会計人にいま強く期待されている役割なのではないか、そして実際にそうした形で経営に貢献できる存在になれるのではないか。
会社の経営を守り、次の成長に向けて道筋をともに描く。そんな存在でありたいと、私は強く願っています。

それは、伝統的な会計事務所の役割とは異なるかもしれません。
けれども、数字と向き合い、経営のそばに寄り添っている私たちだからこそ、気づけること、できることがあると信じています。

一つの言葉が、社長の心を軽くし、ひとつの提案が、会社の未来を変えることがある

会計事務所には、もっと大きな可能性がある。
私は、そう信じてこの仕事をしています。
経営者が孤独を感じず、安心して一歩を踏み出せるようにーーその背中を、静かに力強く支えられる存在でありたい。
それが、いまの私の原動力です。

いちご会計事務所は、まさにその気づきを基盤にして立ち上げた会計事務所です。
私たちは、企業の今を正確に捉えるとともに、これからの未来を共に考え、経営者が安心して次の一歩を踏み出せるよう、日々の仕事に向き合っています。

経営とは、判断と決断の連続です。
その重さを少しでも軽くし、共に未来を創っていける存在であることーーそれが、私たちの使命だと考えています。